空の少女と海の少年

◇星空の下で



「──春。迎え遅くなって悪りぃ。」


海斗の言葉に春は首を傾げた


「……蓮?」

「春ちゃん。ちょっと後ろに下がってて。」


蓮は春の前に立つと
海斗と陸と奈々を睨みつける

3人が睨み返すと同時に
遊園地から人の気配が
完全に消えるのを感じた


「……みんなが上手くやってくれたみたいね。」

「じゃあ次は俺達の仕事だ。」


奈々と陸はふっと笑うと
蓮に向かって走り出した


──作戦開始


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