空の少女と海の少年


──剥き出しの地面に
照りつける太陽
所々に鮮やかな木々を食べる
キリンさんにゾウさん


「……またこのパターン…。」

「まあまあ落ち着けって。」


最高に不機嫌な海斗を
一生懸命宥める陸に


「凄いでかい!奈々あれは何!?」

「あれはウシよ。」


笑顔でシカを指差す蓮に
微笑みながら答えた奈々

そして……


「「「「……いない。」」」」


また春がいない
第一試練の時と同じだ

同じならまたゾウかなんかに乗って
ひょっこりと現れるだろう
と4人は慌てることなく
日陰を求めて木の下に座った


「同じパターンなら回想するべきかしら?」

「それ終わったら春来るだろうしな。」


奈々と陸は面倒くさそうに
深い溜め息をついた──


_
< 437 / 652 >

この作品をシェア

pagetop