スタッカート


「調子はどう?」

「もう、めちゃくちゃ元気です!」

問いかけに満面の笑顔で応えるヒナに、藤森先生はうれしそうに目を細めて、隅に置かれていたイスを、借りるわね、と一言いってベットの傍に引き寄せてくると、すとん、とそこに腰を下ろした。

甘いコロンの香りが、ふわりと漂う。


「今日はね、ヒナちゃんの今後のことをお話しに来たの」
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