クローバー
この男は…厄介だ。
セイはレオンの存在を無視するようにレオンの横を通り過ぎた。早足で、なるべくこちらの心を悟られないよう。
「誰かを捜しに行くのかい?」
「……」
こいつ…。
レオンはセイがこれから行なう行動を分かっているのか?それともただの質問か?本当にこいつは面倒くさい。
「お前に関係無い」
それだけを言って立ち去ろうと思ったが、易々とは見逃してくれない。
「魔女を殺しに行ってくれるのかい?その地の中の魔女のように」
「レオン」
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