朧月。



大学には望んで入った。



目標があったし、なりたい自分を描けていた。



けど、思い通りには物事は進まないもので。



当たり前の様に親に“行かせてもらっている”ことが申し訳なく思える。



返せる気がしない、
今までの借りを。








…親に対してどうも一歩引いたところがある私は、自分で自分を追いつめていた。






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