烙印
無感
まさか…まさか…まさか…

白い壁の個室で下半身丸出しのまま、あたしは白いスティックの、ある一点だけを凝視した。
まだ、3分なんて経っちゃいないのに。
そこは、くっきりと陽性を示した。
やっぱり…やっぱり…やっぱり!
一週間待った。
いや、正確に言うと6日。
とても待てなかった。
早く知りたかった。
確信は…ある。


やはり、そうか。
そうだったか…。
暑い。
空調のない密室は否応無しに、頭を混乱させる。
もう、答えは出ているのだけれど。
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