夕暮れ行進曲
 薄い茶色のショートヘアーで目も大きくそれなりに可愛い顔をしているのだが、なんだか浮いた生徒で一部の奴以外からはあまり人気がなかった。
一人のところはよく見かけるが、友達といるところはあまり見かけない。
今日も一人だ。

「逃げるってポマードから?」

「いや、他にいないでしょ。」

 立花は俺を馬鹿にしたような目で見た。

「立花も呼び出し?」

「まぁね。英語の佐野に呼ばれちゃった。」

「佐野先生ならいいだろ。俺はポマードだし。」

「だから逃げればいいじゃん。」

「無理だって。」
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