夕暮れ行進曲
 俺は革靴を放り投げると走って二階の自分の部屋に向かった。
部屋のドアを開け、ベッドに仰向けに倒れ込み、鞄をフローリングへ放り投げる。

 唸り声とも叫び声ともわからない声を5秒くらい上げた。
全身を張り詰めていた力が全て流れ出す。

 声を上げ終えるとぼーっと白い天井を眺めた。
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