姉弟道
「か、彼氏?」

俺が聞き返すと、アズにぃは首を縦に振ってうなずいた。

「いないよ。

リコ姉ちゃん、ああだもん」

ティッシュで汚れてしまった口を拭きながら俺は言った。

「だ、だよなー」

アズにぃはそう返事すると、再びうどんをすすり始めた。

しかし、食べ方が不自然過ぎるのは俺の気のせいでしょうか?

って言うか、何だよ。

杉里さんが出たかと思えば、リコ姉ちゃんが出てくるし、一体何だよ。

フツーに厄介なんだけど。

「んっ?」

まさか…とは、思うけど。
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