好き。

涼と二人きり。


「葵…大丈…<どん…わっ>夫!?」

「涼………」

「もう大丈夫だから…」

涼は優しく私を包み込んでくれた。

「私ね…あの事があってから毎晩毎晩あの日の夢を見るの…」
「……うん…」

「ねぇ…涼……私汚れてる?」
「……汚れてないよ…」

「嘘だ……私汚れちゃったんだよ…」

< 67 / 78 >

この作品をシェア

pagetop