~天使はふたたび舞い降りる~
香水の匂いが漂った。


「!?」
歩来じゃない・・・・

俺は、知らない他人を
抱きしめてしまった。


「あ・・・
すみません・・・・!!」


体を慌てて離した。
もう謝るしかない・・・・


「すみません!!
人違いしました。」




俺は必死で頭を下げた。


あははは・・・・・

俺は恐る恐る顔を上げた。


腹を抱えて
笑うのは、奈楠だった。

「マジうけるんだけど~」


「あ、おまえこんな
時間になにしてるんだ?」


あははは・・・・

まだ大爆笑


「こら!!大人をからかうな!!」
俺は汗をふいた。
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