～天使はふたたび舞い降りる～

新しい生活

日を改めて
俺は、奈楠が生活してる家を訪ねた。

小さい家だった。

感じの悪い
よくある風のおばさんが
家の中に通してくれた。


お茶を乱暴に出す。
　
　　こんな出し方なら出すなよ
こっちまで不機嫌になる。

「おじいちゃん、昨日電話くれた
佐川さんよ。」


そう言った。


「奈楠を引き取ってくれるんですよね。」


「いえ、まだそんな・・・・」

　　完全邪魔にしてるな


ドアをあけて
祖父が入ってきた。


「おじゃましてます。
佐川と申します。」

名刺を渡す。