大人のなり方
バッターボックスに立つ
タテの表情はいつもと同じ
真剣なもので。
タテがここでヒットをうてば、
3塁にでている選手が
戻って一点入る。
そんな大事な場面。
そこで、代打としてでてきた
タテへの期待ははかりしれない。
まどかは目を閉じたいほどの
緊張感にじっと耐え、
前を、タテから目をそらさず
見つめていた。
野球なんて
たいした事じゃないと
思ってた。
なのに、こんなに、
どきどきするなんて。