『私も歩けばイケメンにあたる♪』
清が、大きな瞳で私をぎろりと見たので、
私は、またしても心の中で自分の口の滑りやすさをうらんだ。
あちゃ~、また清を怒らせちゃったよ。
ところが、予想に反して、清は私に何も言わない。
てっきり、悪口雑言、言いたい放題言い返して来るんだと覚悟していたのに、
もう大丈夫だ、
なんて言って、私を席に戻した。
なんか、私が悪いことしたみたいじゃない。
いつも、清のふざけた態度に慣らされてしまっている私は、
おとなしい清を前にして、うろたえた。