鬼畜な俺様執事


私たちはしばらく黙って、視線を合わせずにいた。



沈黙を破ったのは朔夜だった。



「綾香。全部、カタ、付ける」



真摯な瞳で私を見る。



時が止まった。



「綾香の気持ちを知りたい。

好きなら頑張るし、嫌いなら……











……嫌いでも、絶対振り向かせる」

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