鬼畜な俺様執事


女の子は私の仕草に、ちょっと言葉を探しているようだった。



そして、突然

「朔夜さんに会いたいですよね?」

と言った。



私は顔のことなど構わずに、女の子の顔を見る。



嘘とか、でたらめで言ってる顔じゃない。



「……会いたい……」



私のたった一言に、彼女は頷いた。

< 199 / 385 >

この作品をシェア

pagetop