鬼畜な俺様執事


俺は綾香を公園に残し、雅の後を歩く。



少し離れたところに、黒い車が待機していた。



俺達は、無言のまま車に乗り込む。



「元ご主人に会って、情がうつった?」


雅が、車窓から外の景色を見ながら、言った。



「いえ」



俺は、無機質な声で返事をした。

< 241 / 385 >

この作品をシェア

pagetop