鬼畜な俺様執事

その後は、たわいもない話題で食事を終えた。



去り際に

「何かあったらここへ連絡しなさい」

と言われた。



結局、何が目的なのかわからないままだ。



料亭からでると、俺の乗ってきた車はなくて、雅が既に帰ったのがわかった。



仕方ない、タクシーで帰るか。



どこへ帰ればいいのか。



俺は迷わず綾香の元へ向かった。



会いたい。



ただその一心を胸にいだいて。

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