鬼畜な俺様執事
そして私は無言で立ち上がり、うなだれた父を残して自室へ戻った。
勉強机に突っ伏して、声にならない叫びと、声にならない嗚咽を漏らす。
次から次へと涙が溢れ、私の心を、思考を、麻痺させていく。
じくじくと精神が沈み、悲鳴を上げる。
何も考えられない。
ぐるぐると巡り、たどり着く言葉は、
『兄妹』
朔夜を愛した気持ちは、偽りなんかじゃない。
でも、『兄妹』という見えない絆に対しての愛情だったのだろうか?
片側に流れる血が私たちを引き合わせたのだろうか……?