鬼畜な俺様執事


『綾香はあまり考え過ぎないこと。

いざとなったら、全て俺がなんとかする』



そのメールを見て、何だか安心した。



全てを朔夜に押し付けるつもりも、ましてや何とかしてもらうつもりもないけど、

そう言ってくれる朔夜が頼もしくて。



私は携帯を胸にあて、少しだけ笑顔を取り戻した。



朔夜がそう言ってくれるなら、私はまた頑張れる。


< 347 / 385 >

この作品をシェア

pagetop