鬼畜な俺様執事
なんで、また戻って来たんだろう?
さすがに私も、おかしいことに気付き始めた。
「朔夜さん、私、そろそろ学校へ行く準備しないと」
それとなく、出て行って欲しいと言ったつもりだった。
「どうぞ。
それとも、何かお手伝い致しましょうか?」
何を手伝うというのだろう。
「ん、大丈夫…」
もういいや。
私は朔夜さんに構わずに、身支度を整え、準備をする。
一通り終わると、学校へ行く時間だった。
「カバン、お持ち致します」
朔夜さんと部屋をあとにする。