担任王子

誰もいない教室。


『ガラッ』


先生がやってきた。


先生はあたしに近づき黒板に抑え込まれ両手をつかまれた。


『どうしてはっきり断らないの?』


先生が少しだけ怒った口調で言ってくる。


『そ・それは…』


『隼のこと好きなの?』


『…違うけど。先生痛いよ。』


先生が持つ手が力が入って痛かった。


『先生じゃないだろ。』


ここ教室だよ。誰かに見られたら…


『じゅ…ん…痛い。』





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