女将女子高生結衣☆
第三章 夏だ!海だ!夏休みだ!

夏休み前

この日から、


陸は毎日話している。


そんなに私がかわいいか!


(笑)


でも陸はあの女将がかわいいって言っているわけで……


どうせ私はかわいくないもんね!


『お前さぁ、

そんなにあのかわいい子ちゃんに会いに行ってほしくないわけ?』


ある日の放課後、グラウンドで陸が私に聞いてきた。

この日はみんな用事があって私ら二人しかいなかった。


私らはキャッチボールをしていた。



『当たり前じゃん!』



『何で?』



『えーと…


お金ないから……』



『お前もしかして……


やきもきやいてんの?
俺が女子に会いに行くのに』



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