あたしの幼なじみ
『美香ちゃん、中庭にでも行こう?』
『あッ、はい!』
優しく言ってくれた慶介くんを
見て、ちょっと安心する。
中庭は、たくさん木が生えていて、
花も咲いていて鳥もいる。
なんだか森みたいなところだなぁ?
神秘的な感じだけど・・・
もうすぐ夜になってしまいそうだから
少し怖いかも・・・。
『怖い?でも、すぐに終わるからね。』
あたしの気持ちを見透かしたように
言われてびっくりした。
だけど・・・
すぐに終わるなら良かったかも。
早く健人に謝りたいし・・・。