〈実話〉いつの日か…

犠牲

それは、約束の半年の一ヶ月ぐらい前だった


最近、私は体調が悪く吐気やだるさに襲われていた。

ふと思い出す…


もしかして…

まさかね…だって私はちゃんとゴムをつけてしてたから。


出来るわけないって思ってた。

生理もたしかあった。


『もしかしたら出来てるかも…』


私がうつ向きながらカツに言うと


『出来るわけないじゃん!ゴムつけてんだから。』


『前と似てるような気がする…』


私は、すぐに検査するため薬局に買いに行った。


結果は…


…嘘

なんで?

私のお腹に新しい命が誕生していた。


私は、嬉しくてお腹に手を当て


穏やかな気持ちになれた。



『やっぱ出来てたよ』


私は笑顔で言った。


『はっ?今は困るだろ。』


カツの言葉がグサッと刺さる…


なんで喜ばないの?

困るって何?


意味わかんない…


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