〈実話〉いつの日か…
ジャンボは始めから契約するつもりだったらしく、すでに財布にはお金が下ろされて入ってた。


こんな事初めてで悪い気がしまくりだった。


契約準備までしてた私は、何処かでそれを望んでいたのかも。


私の考えはジャンボにバレてたって事かな…


少し話した後サヨナラをして帰った。


『ごめんね…ちゃんと返すから。』


『いいって!したくてした事だし。気をつけて帰れよ。』


常に優しいジャンボ…


いつも私を気遣ってくれる。


私が何か悩んでたり落ち込んでたりするとヒョコッと現れる。


優しい言葉を言ってくれたり、元気をくれたり。


感謝しきれない。


家に帰った私


『おかえり。どうだった?』


『ただいま。あぁ…』


『だと思った…』


何も言ってないのにお母さんは察していた。


『決めてきたんでしょ?』


『まぁ…なんで分かった?』


『見れば分かる。思ったら即行動!変なとこだけ似たわね(笑)』


『似てるね(笑)怒らないの?』


『普通なら反対するでしょうね。話聞いてると悪い人じゃなさそうだし。』


『はぁ…』


『いろいろ苦労かけたし。幸せになってほしいって思うのが親でしょ!お母さんは愛弓の味方だから…』


少し恥ずかしそうに言った。


< 167 / 213 >

この作品をシェア

pagetop