〈実話〉いつの日か…
相変わらずなカツ

私は気がつかないフリをしてた。

今はたまにしか言わないカツの【好き】って言葉にも重いって思ってしまう。


最近ちょっと言い合いになれば、すぐ物に当たり散らすようになった…


壁にはカツの拳の跡がクッキリ残ってる。

何箇所も…たくさん


そんな時のお決まりの言葉がある


『愛弓が悪かったから…もう言わないから。ごめんなさい…』


私が悪くなくても私が謝らないと、ずっと続く…


あんな優しかったのに


別人みたいで恐い…

私はいつの間にか、カツに恐怖を覚えてた。


何度か私を殴りそうになった事もある…


本当に恐い…

私がお決まりの言葉を言うと不思議と優しいカツに戻るんだよね。
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