Secret Word

 一方美月と翔也は、翔也の車でドライブしていた。

「美月どこ行きたい?」

「翔也の行きたいとこでいいよ!」

「それじゃ意味ねぇじゃん!
前のデートで俺の行きたいとこ行ったんだから、今日は美月の行きたいとこ!」

運転しながら翔也は言った。

その時ふと浮かんだのは・・・彰の顔。

「じゃあ・・・海行きたい」

小さい声で美月は言った。

「海か!
よし、じゃあ美月の好きな海行くか!」


・・・え?

どうして知ってるの?

私が海好きだって。

一度も好きだなんて言ってないのに。

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