ただキミと一緒にいたかった
30分して
メールが来た。
「よぉ、久しぶり。
元気だよ
どうした?」
なんか
口調が違うのに違和感を感じたけど
それよりも
早く伝えたかった。
「返事ありがとう。
やっぱり考えても考えても
美咲しか考えられなくなった。
あたしには美咲しか考えられない。
ワガママでごめんね。
今、美咲に彼女がいて
あたしなんてもうダメかもしれない。
でも、好きでいる。
ずっとずっと好きでいる。
本当にごめんね」
内容を読み返してみても
自分は最低だと思った。
でも、
隠し切れなくなった。
辛かった。
だから、
夏恵の力を借りて
やっとここまで
たどり着けた。
もう返事は怖くない。
大丈夫。
また取り戻せばいいんだから。