禁忌恋愛
「…分かった。ありがとう。美衣」


ニコッと笑ってゆうくんはあたしの頭を撫でてくれた。

そんな些細のない仕草にもドキドキしてしまう。

「早紀」


ゆうくんが何か紙を机に置いた。

え……これ……。


「離婚しよう」



机に置かれた離婚届け。

お母さんはそれをジッと見つめながら小さく頷いた。



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