〇●ベリージャム●〇
姫菜
ホームルームが終わり私は帰り支度をしていた。
「ひめー。今日も稜哉君と帰るんでしょー。」
「いいな。」と言いながら鞄の支度をする明日香。
「稜哉と帰っていいことなんてあんまりないよ。」
《だって………いっつもチャリこぐのあたしだし。》
「そう言えるひめが羨ましいよ。今の信者の前で言ったら半殺し状態だよ。」
明日香は笑いながら言った。
でもそうなっちゃったら本当に私今生きてないよ。
「あれ?ひめ……」