〇●ベリージャム●〇
「そうだよね。やっぱり明日ちゃんと言うよ。」
「うん………そうしろよ。」
俺は優しく笑ってあげることしかできなかった。
「なんかありがとね。稜哉に相談してすっきりした。それじゃまた後でね。」
そう言って俺の部屋から出て行った。
《“相談してすっきり”か……
俺は相談されてすっきりしないんだけど。
ってか雅人より俺の方が身近にいるじゃん!!
なのに……………
なんで…………
“雅人”なんだよ。》