〇●ベリージャム●〇

「うん……まあな。」




そう言って1個のコップにジュースを注ぐ。




「そういえば行きたい場所決まった?」




そしてまたもう1個のコップにもジュースを注いだ。




「あー…………行きたい場所探すために稜哉がいない間ずっとケータイで探してたんだけどなかなか見つからなかった。」




「そっか。」




俺はジュースが注がれた1個のコップを姫菜の前に置いた。




「なんかさ………もうどこでもいいやって思っちゃってさ。」




姫菜がにやっとした。




「どこでもいいって言われたら誘った俺が困るんだけど。」




ジュースを飲みながら言った。


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