〇●ベリージャム●〇
「行ってきまーす!!」
2人は仲良く玄関から出て行った。
「はぁ……やっと行ったな。」
欠伸をしながら稜哉が言った。
私もつられて欠伸をした。
「ってかお前ほんとに家でゴロゴロするだけでいいの?」
稜哉が気を使ってくれているのがわかった。
「うん。別にクリスマスって必ずどこか行くって決まりないじゃん?」
「まあ。」
あまり気が乗らない感じで答えてきた。
私はそんな稜哉を気にとめながらも自分の部屋に向かった。