〇●ベリージャム●〇

「行ってきまーす!!」




2人は仲良く玄関から出て行った。




「はぁ……やっと行ったな。」




欠伸をしながら稜哉が言った。




私もつられて欠伸をした。




「ってかお前ほんとに家でゴロゴロするだけでいいの?」




稜哉が気を使ってくれているのがわかった。




「うん。別にクリスマスって必ずどこか行くって決まりないじゃん?」




「まあ。」




あまり気が乗らない感じで答えてきた。




私はそんな稜哉を気にとめながらも自分の部屋に向かった。


< 222 / 335 >

この作品をシェア

pagetop