〇●ベリージャム●〇
「稜哉おはよ。」
そう声をかけてきたのは中学からの友達の雅人『まさと』だ。
こいつは俺の親友でもあるけどライバルでもある。
「ちょっと稜哉!!置いていかないでよ!!……っあ……雅人君おはよ///」
俺には怒っていた姫菜が雅人を見た瞬間すぐ照れだす。
そりゃそうだ。
なんたって姫菜はこいつ(=雅人)のことが好きなんだから。
「おはよう姫菜ちゃん。」
笑顔で挨拶し返されたくらいで姫菜の頬が赤くなった。
毎朝こんな場面を見せつけられている。
正直言って毎朝これはつらい。