〇●ベリージャム●〇

「はぁ。」




稜哉は深いため息をついた。




そんな稜哉を見ているとこっちまで辛くなってくる。




「稜哉………」




私の声で稜哉が顔を上げた。




「あたしちゃんと聞くから。今から稜哉が言うこと。だから…………ちゃんとあたしに話して?」




またしばらくの沈黙が取り巻く。




そして程良い頃に「わかった。」と稜哉が言った。


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