〇●ベリージャム●〇

「っあ、ごめん。」




俺に気づいた姫菜が謝ってきた。




何で謝られたのかわからなかったから「あぁ。」と適当に答えた。




「じゃあ……帰る?」




しんみりとした声で姫菜が言った。




「てかこんな時間になってたら帰んなきゃまずいだろ。」




「だよね……」




トボトボとした足取りで俺の後をついてくる。


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