〇●ベリージャム●〇
伝えたくて
ガチャッ
「稜哉!!」
勢いよく屋上のドアを開けた。
案の定稜哉は驚いていた。
「お前雅人と一緒じゃなかったのかよ。」
「雅人君とは……別れた。」
「ふーん……」
普通すぎる返事がきて私の心はすごく寂しくなっていた。
でもしょうがないよね?
稜哉はあたしのことなんてほんの1ミリも好きじゃないんだもんね?
それがあたしを余計に悲しくさせるんだけど……