〇●ベリージャム●〇
「雅人おせーぞ!!ってか姫菜と何話してたんだよ。」
少し怒り気味の稜哉。
ってか怒ってるというより嫉妬してるのか。俺に。
「姫菜ちゃんに“頑張ってね”って言ってもらってた。」
稜哉をいじめてみる。
いつも朝邪魔されるからそれのお返し。
「っは?なんだそれ?」
そんなこと当たり前みたいな言い方をする稜哉がむかついた。
「だってさっき稜哉姫菜ちゃんから言われてただろ?」
「だから?」
「だから俺も言ってもらった。」
稜哉をいじるつもりだったのがつい本気になってしまった。