〇●ベリージャム●〇

「雅人おせーぞ!!ってか姫菜と何話してたんだよ。」




少し怒り気味の稜哉。




ってか怒ってるというより嫉妬してるのか。俺に。




「姫菜ちゃんに“頑張ってね”って言ってもらってた。」




稜哉をいじめてみる。




いつも朝邪魔されるからそれのお返し。




「っは?なんだそれ?」




そんなこと当たり前みたいな言い方をする稜哉がむかついた。




「だってさっき稜哉姫菜ちゃんから言われてただろ?」




「だから?」




「だから俺も言ってもらった。」




稜哉をいじるつもりだったのがつい本気になってしまった。


< 45 / 335 >

この作品をシェア

pagetop