✝恋人魚✝

「光喜ィ!!また来たよォ↑↑」


来ました来ました。

例の問題児…清ちゃん。


「光喜?あのね…清ね…彼氏と正式に別れたんだ…」


こいつ…彼氏いたんだ。


良く考えたら、俺なんも知らないじゃん。


こんだけ「好き」なのに

なんか俺って空回ってる?


『それで…清はホントにイイの?』

「ぅん。いっぱい彼氏と話して決めたんだ。」

『それならいんじゃね?』


俺は清が見れてねぇ。

清の方も…俺を見てねぇし。


俺ら…何したいんだろ。

ちゃんと顔も見ないで何が楽しいんだろ。


清…つまんないだろぉな。


「ぅん…それでね…」

『…何?』


清ゎ俺に1枚の紙を渡した。


『何これ。』

「後で読んで。じゃ…待ってるカラ。」

『??』


待ってる?何を??



もうすでに遠くに行ってる清が手を振ってる。


お姫様の考えゎ分かりかねないぜ。


俺はとりあえず、

もらった手紙を見た。
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