異次元の旅人(ディメンション トラベラー)

潜入!?嫌っ突入!?

ヴィンセントは用意してくれたものにまたがり、森を駆け抜けていた……

パカパッ、パカパッ、パカパッ、パカパッ

「バイクじゃあ音がでかいからな~、ごめんな、重いだろ?」

鬱蒼と茂った木々の中を馬に跨り駆け抜けていたヴィンセントはポケットの林檎を取り出しかぶりついた。

「もう少しで抜けれそうだ……っ!!」

ヴィンセントは慌てて馬の足を止めて降り立った。

「案外近いんだな」
ヴィンセントは馬に背負わせていた荷物の中身を組み立て始めた。
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