異次元の旅人(ディメンション トラベラー)
リオルズの正門に辿り着いたシルウィルドはバイクのエンジンを切って押しながら進む……
門をくぐろうとしたその時門番がシルウィルドの前に立ちはだかった。
「旅人よいつもなら歓迎したいのたが今中である騒動が起きてな。中に入れられんのだ……」
兵士は申し訳なさそうに謝罪してシルウィルドは代わりに水を二つの水筒にいっぱい入れてもらった。
シルヴィは帰ろうとした、だがそこでオレットが歩出た。
「騒動の原因は私だろう?こいつを中に入れてやれ……」
兵士は、はぁ?という顔をしたがオレットの顔を良く見て驚いた。
「オッ……オリオ姫!」
ぶぅっ……
シルヴィはせっかく貰った水を吹いてしまった。
「オリオ姫だぁ~?」
オレットが振り向くとさっきとは顔つきが変わっていた……
「すまんな…私は本当に姫(プリンセス)だ」
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