風船

「裕馬君のこと好きなんだ〜。良かったら付き合って!!」

あたしのことを横目で見ながら女の子は言った。

こんな綺麗な子、普通だったら男がほっとくわけないよな〜

裕馬も…

そう思うと悲しくなった。

「あたし邪魔だよね、向こう行ってるね!!」

そう行って立ち去る。

「待てよ!!あ、君さあ無理だから。ごめんね」

そう言って裕馬はあたしの所へ走ってきた。

女の子は納得いかないような顔して立っている。
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