先生、ずっと愛してる。

そんなのありえない…




先生がダメな先生なら…今、何もしてくれない、この先生達は何？？




付き合ってるからって、ひいきしてるんじゃない。




付き合ってなくても、先生を好きじゃなくても…




瀬名先生は、素晴らしい先生だって、胸を張って言えるよ。




その時、体育館の入り口に、先生の姿を見つけた。




どこに行ってたの？




先生…ゴメンね…




私のせいで、ダメな先生みたいに言われて…




でも、私も限界みたい。




もう、何をされても黙っていられる私じゃない。




ここまで言われて、我慢なんかできない！！




バンッ！！！！！！




台を思いっきり叩いた手の痛みも忘れて…




マイクも入ったまま…




私は、ありったけの怒りをぶつけた。




「言いたい事があるんだったら、堂々と言ってよ！！影でコソコソなんて卑怯じゃない！！どうせ１人じゃ何もできないくせに！！」




さっきまで、騒がしかった体育館が、一気に静まり返える。




式典、ぶち壊しだけど…




そんなの気にしてられない。




「だから集団で私の事、殴ったりするんだよね？だったら１人で来なさいよ！！いくら先輩だからって、私は絶対に負けないから！！」