先生、ずっと愛してる。

「何か…田上も一緒に寝てるみたいで嫌だな…」




「先生、おもしろい」




久しぶりに、お腹の底から笑った。




「やっぱ、彩音かわいい。絶対、誰にも渡さないからな」




「私は、もう先生のものだよ」




先生以外なんて考えられないよ。




これから先も、ずっと…




「彩音…キスしよっか？」




先生の、その言葉に一気に胸が高鳴る。




先生とキスするの…初めてじゃないのに…




すごくドキドキする …




まだ、ただの先生と生徒の時に、保健室でしたキスの味…




忘れてないよ…




そして…唇が重なった。




付き合ってから、初めてするキス。




やっぱ…ドキドキは止まらない。




「彩音、愛してる」




「私も…愛してる」




また手をつないで寝た。




先生は、すぐに眠りについた。




疲れてたんだね…




疲れてるのに、会いにきてくれたんだ。




きっと、寝る間も惜しんで仕事したんだ。




先生の優しさが、すごく胸にしみる。




最高の彼氏だよ…




私は、そっと…寝ている先生の唇にキスをした。




どうして先生は、私なんかを好きになったんだろう？




私は、先生の事、知らなかったのに…