先生、ずっと愛してる。
「どっちにもならないよ。悪いのは俺だから。上原があんな事するわけないって分かってたのにな。本当ゴメン…」




先生…信じてくれてたんだ。




よかった…。




「田上に怒られたよ」




『担任でしょ!?彩音の何を見てたの!?』ってものすごい勢いで怒ったらしい。




「親の事…言われたんだってな。1番傷ついたのは上原だったのに気付いてあげられなくてゴメンな」




「謝らないで下さい。突き飛ばしたのは事実ですから」




先生…




私…先生の事…




キライになろうとしたんだよ…?




でも…




キライになるどころか…




昨日より好きになっちゃったよ…。




先生…




この気持ち…どうしたらいい?




「椎名にはかなりきつく叱っておいたから、もう何もしないとは思うけど…もしまた何かされたらすぐ俺に言って」




「はい…」




先生は席を立った。




帰るんだ…。




まだ一緒にいたいな…。




このまま時間が止まってくれればいいのに…




私は先生の服をギュッと掴んだ。




「先生…帰らないで…」
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