おじいさんと泥棒


…このまま紅茶までもらって帰る訳にはいかない。


何か僕に出来ることはないだろうか?

おじいさんが困ってることはあっただろうか?


再び僕は頭からおじいさんとの会話を引き出した。


“最近は1人で全て掃除できなくなってね。”



「…掃除。」


なんだ、こんな泥棒でも出来ることはあるじゃないか。



僕は自分のするべき事をやるために、ソファーから立ち上がった。
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