天の川の涙
しかし、幸之助から返ってきた答えは期待していたものではなく悲しくなった。

返ってきた答えが悲しいのではない。

知らないと答えた幸之助が嘘をついている事に気付いてしまったからだ。

長年慕い、共に歩んできた幸之助。どんな時にどんな行動をとるかなどという事は嫌というほど分かっていた。

嘘をつく時の癖、話す時に相手の目をじっと見つめて話す。

目は口ほどにものをいうと言うが、まさにそれなのだ。



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