上等!!
ガチャ
「桜、帰ってたのね」
ノックをしてそっとドアから顔を覗かせたのは、アタシの母親。
「おう…」
「もう少しで、ご飯だからね。呼ぶからちゃんと下りてらっしゃい」
「あぁ…」
パタン
母親が出てく時に少しだけほのかに、飯の様な温かく優しい匂いがした。
「ふー…」
アタシは溜め息をつくと、美希にメールをした。
『to 美希
今日もセンキューな!!』
[送信しました]
「桜ー、ご飯よー」
呼ばれたから、腹も減ったし下に行った。