カラフル・バニー
うさぎの迷路
日が満遍なく差し込む午前、いつものカフェに足を運ばせお気に入りの、あのジュースを頼み、一人ボーっとしていた。


「さっちゃん、遅いなぁ」


飛行機雲が、乗った空がきれいに光った。まるで、あたしに目を覚ませとでも、言うように…


「おい、浬子。大丈夫かい?」

「うお!さっちゃん!」

「なんだ、人を化け物みたいに…」

「ごめん、ごめん。ちょっと眠たくてさ」


今日は土曜日で学校も休み。自由を満喫するのに絶好な日。


「ちょっと寄りたい所があるんだけど、いいか?」

「いいよ」

「ここから結構近いんだ。浬子の好きそうな店だよ」


そう言った直後にさっちゃんは、立ち上がり店を出て歩き出した。

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